===================================== 古いデータベースを Django に組み込む ===================================== :revision-up-to: 17812 (1.4) Django が最も得意とするのは新たなアプリケーションですが、古いデータベースの 組み込みも可能です。 Django には組み込み作業を可能な限り自動化するための二 つのユーティリティが付属しています。 このドキュメントでは、読者は :doc:`公式チュートリアル ` のカバーしている Django の基礎を良く知っているものと仮定しています。 Django にデータベースパラメタを指定する ======================================= まず、データベースへの接続パラメタとデータベース名を Django に指示する必要 があります。 :setting:`DATABASES` 設定を編集し、 ``'default'`` コネクション に次をキーとして値を設定してください: * :setting:`NAME` * :setting:`ENGINE` * :setting:`USER` * :setting:`PASSWORD` * :setting:`HOST` * :setting:`PORT` モデルの自動生成 ================ .. highlight:: bash Django には、既存のデータベースにイントロスペクションを行ってモデルを生成で きるコマンド、 :djadmin:`inspectdb` が付属しています。出力を見るには以下の コマンドを実行します:: python manage.py inspectdb 標準の Unix 出力リダイレクションを使って、この内容をファイルに保存しておき ます:: python manage.py inspectdb > appname.py この機能はショートカット目的で、正しいモデル生成を行うためのものではありま せん。詳しくは :djadmin:`django-admin.py のドキュメント ` を参照 してください。 モデルを整理し終えたら、モジュールをアプリケーションの ``models.py`` に入れ、 アプリケーションを収めているパッケージ内に配置して、 :setting:`INSTALLED_APPS` 設定にアプリケーションを追加しておきます。 Django のコアデータテーブルのインストール ========================================= 次に、 :djadmin:`syncdb` コマンドを実行して、 Django のコアデータテーブルを データベースにインストールします: python manage.py syncdb テストと確認 ============= ここまでで解説したのは基本です。この後は、生成したモデルが正しく動作するま で変更してゆく必要があるでしょう。 Django データベース API を使ってアプリケー ションのデータにアクセスしたり、 Django admin サイトでオブジェクトを編集し てみたりしてください。