.. _releases-1.0-alpha-2: ================================== Django 1.0 alpha 2 リリースノート ================================== :revision-up-to: 17812 (1.4) Django 1.0 alpha 2 にようこそ! このリリースは、来るべき Django 1.0 リリースにつながる 2 番目のプレビュー/ 開発者向けリリースです。1.0 のリリースは 9 月初頭を予定しています。このリリー スでは、主に Django のコードベースをテストしたい開発者や、 1.0 の最終リリー スに向けてバグ修正を手伝う開発者をターゲットにしています。 従って、このリリースは実運用向きでは *ありません* 。くれぐれも実運用の目的 では使わないようにしてください。 Django 1.0 alpha 2 で新たに登場した機能 ========================================= ここ数年、我々は Django の trunk ソースツリーでほぼずっと活発に開発を続け、 0.96 リリース以降、大きな機能をいくつも投入してきました。 Django 1.0 alpha 1 で新たに登場した機能は、 :doc:`1.0 alpha 1 リリースノート` を参照してください。 1.0 alpha 1 以降に追加された機能を以下に示します: ``django.contrib.gis`` (`GeoDjango`_) 1 年にわたる開発を経て、ワールドクラスの GIS (`地理情報システム`_: `Geographic Information Systems`_) のサポートを ``contrib`` アプリケー ションの形で Django に追加しました。 `GIS のドキュメント`_ はまだメンテナンス中で、 1.0 の最終リリースまでに Django のメインドキュメントにマージする予定で す。この機能を作り上げ、完成までこぎつけた Justin Bronn, Jeremy Dunck, Brett Hoerner そして Travis Pinney に深く感謝します。 プラガブルなファイルストレージ機構 Django 組み込みの ``FileField`` と ``ImageField`` は、プラガブルなファ イルストレージバックエンドを使えるようになりました。ストレージバックエ ンドによって、アップロードファイルを Django に保存する方法を徹底的にカ スタマイズできます。詳しくは、 :doc:`ファイルのドキュメント` を参照してください。この困難な仕事を達成した Marty Alchin に深く感謝します。 Jython との互換性 Google Summer of Code プロジェクトを通じて多大な貢献をもたらした Leo Soto に感謝します。彼は Django のコードベースをリファクタし、これま で `Jython`_ との互換性を妨げていた部分を除去しました。 Jython はJava で書かれた Python 実装で、 Java 仮想マシンで Python コードを実行できま す。 Django はまもなく登場する Jython 2.5 リリースで動作します。 他にも、このリリースでたくさんの機能追加や改良を行いました。その中でも、2 つのパフォーマンス改善があります。一つは、 :doc:`Django の国際化システム ` で翻訳対象にマークした文字列のメモリ消費を低減したこと、もう 一つは、リクエスト/レスポンスの処理中や、オブジェクト-リレーショナルマッパ を扱うときに頻繁に呼び出される Django の内部ディスパッチャを劇的に高速化し たことです。 .. _GeoDjango: http://geodjango.org/ .. _Geographic Information Systems: http://en.wikipedia.org/wiki/Geographic_information_system .. _`地理情報システム`: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%86%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0 .. _Its documentation: http://geodjango.org/docs/ .. _`GIS のドキュメント`: `Its documentation`_ .. _Jython: http://www.jython.org/ Django 1.0 のロードマップ ============================ この alpha リリースの主要な目的の一つは、 Django 1.0 に実装する予定の機能 のうち、まだ終っていないものや、最終リリースまでに修正しておかねばならない バグを見極めることです。このリリースの後、ベータリリースとリリース候補版に 向けて一連のスプリントを実施し、すぐに Django 1.0 をリリースします。タイム ラインは以下のように計画しています: * **2008 年 8 月 14 日: Django 1.0 beta リリース** この時点で、1.0 に向けて の機能フリーズを行います。以後はバグフィクスと安定化に専念します。 * 2008 年 8 月 15 日: スプリント (米国 Texas 州 Austin とオンラインで) * 2008 年 8 月 17 日: Sprint (イスラエル Tel Aviv とオンラインで) * **2008 年 8 月 21 日: Django 1.0 release candidate 1.** この時点で、 Django のコードベース内で翻訳対象にマークしている文字列全てをフリーズし、 翻訳作業の貢献者が 1.0 の最終リリースにバンドルする翻訳ファイルをチェック して修正できるようにします。 * 2008 年 8 月 22 日: Sprint (米国 Oregon 州 Portland とオンラインで) * **2008 年 8 月 26 日: Django 1.0 release candidate 2.** * 2008 年 8 月 30 日: Sprint (英国 England, London とオンラインで) * **2008 年 9 月 2 日: Django 1.0 final リリース。** 9 月 6,7 にマウンテン ビューで開催される DjangoCon で、 Django 1.0 リリースパーティ。 もちろん、予定のタイムラインなので、状況によって変更する可能性もあります。 最新情報は Django プロジェクトの wiki に掲載します: * https://code.djangoproject.com/wiki/VersionOneRoadmap リリース作業で手伝えること ============================ 高い品質の 1.0 リリースを提供するために、皆さんの手助けが必要です。先にも述 べたように、この alpha リリースは実運用向けでは *ありません* 。安全なテスト 環境で使ってみて、バグや問題を見付けたら Django の開発チームに報告してくだ さい。自分の発見した問題がすでに明らかでないか、 Django のチケットトラッカ を使って探してください: * https://code.djangoproject.com/timeline 発見した問題に対応するチケットが見付からなければ、新たなチケットをオープン してください。 また、 1.0 リリースに向けての進捗を含め、 Django の開発に関する議論は、 django-developers メーリングリスト: * http://groups.google.com/group/django-developers と、IRC サーバ ``irc.freenode.net`` の ``#django-dev`` チャネルで常時行って います。 Django の開発を手伝いたいのなら、ぜひ参加して、議論に加わってくだ さい。 Django プロジェクトへの貢献方法は、オンラインドキュメントにも記載しています: * :doc:`Django に貢献する ` コードの開発、ドキュメントの作成、そしてチケットのトリアージや、誰かの提出 したバグフィクスのテストなど、どんなレベルの貢献でも歓迎します。